Googleが緊急警告、iPhoneの仮想通貨ウォレットを狙う新型攻撃
Googleのセキュリティチームが、iPhoneユーザーを狙った新しいサイバー攻撃について警告しています。
🚨 ALERT: Google warns crypto scams are using an iPhone exploit kit called “Coruna,” targeting older iOS versions.
— Cointelegraph (@Cointelegraph) March 5, 2026
The kit scans for crypto wallets, seed phrases and financial data via malicious websites. pic.twitter.com/NMpjedPdQt
問題となっているのは「Coruna」と呼ばれる攻撃ツールで、特に仮想通貨ウォレットを狙った不正アクセスに悪用される可能性が指摘されています。
iPhoneは一般的に安全性が高いと考えられてきましたが、今回の報告では「iPhoneでも油断はできない」という重要な警鐘を鳴らしています。
特に、iPhoneでビットコイン(BTC)や仮想通貨ウォレットを管理しているユーザーは、基本的な対策を取ることが重要です。
Corunaとは?一般ユーザーにも関係ある?
Googleが警鐘するCorunaとは、iPhoneの中に侵入するための「攻撃ツール一式」です。
通常、iPhoneのセキュリティは非常に強固で、アプリが勝手に他のデータへアクセスすることはできません。しかしCorunaは、iPhoneの複数の脆弱性を組み合わせることで、この防御を突破できるとされています。
Googleの調査によると、攻撃の流れは次のようなものです。
STEP1. ユーザーが悪意あるサイトにアクセス
STEP2. ブラウザの脆弱性を利用して端末に侵入
STEP3. スマホ内部のデータをスキャン
STEP4. 仮想通貨ウォレット情報を探索
特に狙われるのは次のようなデータです。
- ウォレットのシードフレーズ
- 秘密鍵
- ウォレットのQRコード
- 仮想通貨関連アプリのデータ
つまり、仮想通貨をスマホで管理している人が主なターゲットです。
一般的なiPhoneユーザーすべてが被害に遭うわけではないものの、仮想通貨をスマホで扱う人ほど攻撃の標的となる可能性が高いので注意が必要です。
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iPhoneのBTCユーザーが今すぐやるべき対策
今回の報告で最も重要なのは「すぐにできる対策」です。専門的な知識がなくても、次のポイントを守ることでリスクを回避できます。
まず最優先なのは、iPhoneを最新のiOSにアップデートすることです。多くの攻撃は古いOSの脆弱性を狙うため、アップデートするだけで防げるケースが少なくありません。
次に、スマホ内にシードフレーズを保存しないことです。メモアプリやスクリーンショットで保存している人は非常に危険です。紙に書いて保管するなど、オフライン管理が推奨されます。
また、大きな資産をスマホウォレットだけで保管するのも避けるべきです。
ビットコインなど長期保有の資産は、LedgerやTrezorなどのハードウェアウォレットに移すことで安全性が大きく高まります。
さらに、次のようなサイトには注意が必要です。
- 仮想通貨エアドロップサイト
- 怪しいトークン配布ページ
- 海外のギャンブルサイト
- ウォレット接続を要求する不明なサイト
こうしたサイトは攻撃の入り口になることがあります。
今回のGoogleの警告は「iPhoneでも仮想通貨を扱う場合はセキュリティ意識が必要」というメッセージです。
特にスマートフォンで仮想通貨を管理しているユーザーは、OS更新、秘密情報のオフライン管理、そして大きな資産のコールドウォレット移行という基本対策を見直す必要があるでしょう。

