初期クジラ覚醒、数千万ドル規模のETH移動|下落トレンド加速か
イーサリアム(ETH)は現在、長期的な下落トレンドからの明確な脱却に至っておらず、価格はETH=2,000ドル付近で不安定な推移が続いています。
こうした中、長期間動きのなかった初期クジラによる大規模な資金移動が確認され、市場関係者の間で警戒感が高まっています。
An Ethereum ICO participant (0xd64A) sold 11,552 $ETH($23.42M) at $2,027 in the past 1 hour.
— Lookonchain (@lookonchain) March 27, 2026
This OG invested $12K in the Ethereum ICO to buy 38,800 $ETH($79.54M now) at $0.31.https://t.co/DtIKN4mEpLhttps://t.co/jD80KlqcvB pic.twitter.com/I08Lce3VEq
オンチェーンデータによると、イーサリアム誕生初期に配布を受けたとみられるウォレットから、数万ETH規模の資金が移動。その一部はステーブルコインへと変換されており、実質的な売却行動と捉えられる動きが確認されました。
ジェネシス由来ウォレットが大規模移動
今回注目されているウォレットは、約10年前のイーサリアム初期段階において「GENESIS」から38,800ETHを受け取っていた記録を持つ古参アドレスです。
このウォレットは長年にわたり大きな動きを見せておらず、いわゆる「休眠クジラ」として認識されていました。
しかし直近になって、以下のような資金移動が確認されています。
・約18,500ETH(数千万ドル規模)の送金
・UniswapやAave、CoW ProtocolなどDeFiプロトコルへの資金移動
・ETHからUSDCへの変換
特に注目すべきは、ETHがステーブルコインへと変換されている点です。
これは価格変動リスクを回避する動きであり、実質的には市場から資金を引き上げる「利確行動」として解釈されます。
また、これらの取引が分散型取引所(DEX)やDeFiを通じて行われている点も重要です。
中央集権型取引所へ一括で送金するのではなく、複数の経路を通じて段階的に処理することで、市場への影響を抑えながら売却を進めている構造が読み取れます。
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ETH下落局面でのクジラ売却、市場への影響は?

現在のETH相場は、方向感に乏しい状態が続いており、上昇トレンドへの回帰には至っていません。このような局面で大口保有者による売却が重なることで、市場にはさらなる下押し圧力がかかる可能性があります。
具体的には、以下のような影響が想定されます。
・追加的な売り圧力の発生による価格下落
・クジラの動きを警戒した投資家心理の悪化
・サポートライン割れによる下値更新リスクの拡大
特に初期クジラは、長期視点で市場を見ている参加者であることが多く、その動きは単なる短期トレードではなく、相場全体の転換点を示唆するものとして意識されやすい傾向があります。
過去の事例においても、大口保有者の資金移動が天井圏での分配と重なるケースは少なくありません。今回の動きも同様に、上値の重さを裏付けるシグナルとして受け止められる可能性があります。
今後の焦点は、この売却が単発的なものにとどまるのか、それとも継続的な資金流出へと発展するかどうかでしょう。
