ドージコイン(DOGE)に急騰兆候、ビットワイズETF申請で市場が熱狂
2025年11月8日、ドージコイン(DOGE)は前日比で7%を超える上昇を記録し、1DOGE=0.18ドルまで回復しました。
急騰の背景には米資産運用会社Bitwise(ビットワイズ)による「現物ドージコインETF(上場投資信託)」の申請があるとみられます。
ドージコインは2013年にネット上のジョークから誕生したミームコインですが、現在では時価総額約250億ドルにまで成長し、もはやジョークコインの枠を超えた存在となっています。
もし史上初の「現物ミームコインETF」として承認されれば、2026年に向けて停滞していたミーム市場全体の再活性化が期待されています。

ビットワイズがSECにETF申請|自動承認制度を活用
ビットワイズは2025年11月6日、米証券取引委員会(SEC)に対し、ドージコインを裏付け資産とする「Bitwise Dogecoin ETF」に関する8(a)フォームを提出しました。
この申請形式では、SECが介入しない限り20日後に自動的に有効化される仕組みとなっており、従来よりも迅速に承認を得ることができる新制度です。
SECは2025年10月、政府機関閉鎖の終了後にETF申請のプロセスを簡素化する新しいガイドラインを発表しました。これにより、企業はS-1登録書類の修正を待たずに自動有効化を申請できるようになり、ビットワイズはこの制度を戦略的に活用しました。
その結果、現物ドージコインETFが11月26日前後に承認される可能性が浮上しています。
ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏は「Bitwiseは8(a)申請を行った。SECが介入しなければ、20日後に自動的に有効化される」と指摘。
この発言を受けてSNS上ではドージコインETFへの期待が急速に拡大し、買い注文が殺到しました。
ドージコインの今後の展望
今回の申請をきっかけに、ドージコイン市場には明確な買いトレンドが生まれました。
11月8日時点のFear & Greed Index(恐怖と欲望指数)は「恐怖」ゾーンにあるものの、ドージコインの取引量は急増し、24時間の取引高は31億ドルを突破しています。
短期的な投機も見られますが、投資家の多くは「ETF承認=機関投資家の資金流入」と捉えており、長期的な強気姿勢が優勢です。
ビットワイズのETFが承認されれば、ドージコインはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)に続く「第三の現物ETF」として歴史的な意味を持つことになります。
もし予定どおり11月下旬に有効化されれば、ドージコインは初の「ミームコインETF」となり、2026年に向けてミーム市場全体の再活性化が期待されます。
