ビットコイン、最大60%の下落余地|テクニカル指標が示す弱き転換サインとは?
takayuki
Crypto Chance
ビットコイン(BTC)は現在、10月10日に発生した「トランプショック」による急落からいまだ完全な回復を見せておらず、直近1週間でおよそ6.3%の下落となっています。
10月15日4時25分(JST)時点において、1BTC=1726,000円前後で推移しており、依然として上値の重い展開が続いています。
以下では、「移動平均線」と「フィボナッチ・リトレースメント」の2つのテクニカル指標を用いて、現在のビットコイン相場を分析し、今後の価格動向を考察します。

現状では、短期線が中期線を下抜ける「デッドクロス」を形成しており、短期的な上値重さを示しており、さらなる下落に警戒が必要です。
ただし、長期線がサポートとして機能している点から、中長期の上昇トレンドは崩れていない状況です。

直近の上昇波(約1660万円 → 1890万円)に対してフィボナッチを適用すると、以下の主要水準が意識されています。
| フィボナッチ水準 | 価格帯 | 意味合い |
|---|---|---|
| 23.6% | 約1820万円 | 最初の戻り抵抗。ここを超えると上昇再開のサイン |
| 38.2% | 約1780万円 | 現在の上値抵抗。突破で短期強気転換 |
| 50.0% | 約1760万円 | 中間ライン。現在価格がこの付近で推移 |
| 61.8% | 約1720万円 | 強力なサポートライン。押し目買いポイント |
現在、価格は50%付近を中心に揉み合っており、この水準を明確に上抜けできるかが重要な分岐点です。
上抜ければ1800〜1820万円の再上昇が視野に入りますが、下抜ければ1700万円割れ→1620万円方向への二番底形成リスクもあります。
現在のBTC/JPYは、中期的な上昇トレンドの中で一時的な調整局面にあり、今後の展開は価格帯の攻防次第で3つのシナリオが考えられます。
全体として、1,720〜1,740万円帯が押し目買いの注目ゾーンであり、1,780万円を上抜けられるかが今後のトレンド転換を左右する重要な局面となるでしょう。
