相場分析

ビットコイン、10万ドル割れから反発も上値重く|11万ドル突破が転換点

11万ドルの抵抗帯がビットコインの今後の動向を左右
takayuki
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オンチェーン分析企業Glassnodeの最新データによると、ビットコイン(BTC)は111,600ドル付近に強力な抵抗帯の存在が示唆されています。

仮想通貨アナリストのAli氏はX上でこのデータを共有し、「BTCの111,600ドル帯には約140,488BTCが積み上がっており、強力な抵抗障壁になっている」と指摘しました。

同氏の投稿に添えられた画像:Cost Basis Distribution Heatmap(コスト基準分布ヒートマップ)では、ビットコインがどの価格帯で取得されたかをオンチェーンデータから可視化しています。

色の濃い帯ほど、その価格帯で取得されたBTCの量が多いことを意味し、該当ゾーンでは11万1347〜11万1628ドルの範囲に約14万BTCが集中していることが確認できます。

これは流通している1970万BTCの約0.7%に相当する規模。過去にこの価格帯で多くの投資家が購入していたことから、「損益分岐点での売り」が出やすく、強固な上値抵抗として意識されています。

ビットコインの今後の展望:11万ドル台が明暗を分ける分岐点に

2025年11月8日午後10時時点のビットコイン(BTC)は、1BTC=10万2,000ドル前後で推移しています。

5日から7日にかけて一時的に10万ドルを下回る場面もありましたが、その後はやや反発し、短期的には持ち直しの動きを見せています。

ただし、本格的な上昇トレンドへ転換するためには、111,600ドル付近に形成されている抵抗帯を明確に突破する必要があります。

この水準を抜けられない限り、テクニカル的には依然として調整局面にあると判断するのが妥当でしょう。

一方で、もし再び10万ドルを割り込む展開となった場合、ビットコインは中長期的な調整局面に移行する可能性があります。

この動きは、過去の半減期サイクルからも示唆される「4年周期」のサイクルと一致しており、歴史的にも価格調整が起こりやすいタイミングに差し掛かっていると考えられます。

» ビットコイン3ヶ月調整の兆候浮上|半減期サイクルが警告する2026年シナリオ

とはいえ、仮に下落局面が長期化したとしても、投資家にとってチャンスが失われるわけではありません。

相場が下落しているときでも、空売り(ショート)ポジションを活用することで下げ幅を狙った取引が可能です。これにより、価格の回復を待つ期間中でも効率的に利益を積み重ねることができます。

このように、ビットコイン市場では上昇と下落の両局面に応じて柔軟に戦略を切り替えることが大切です。

価格変動が大きい仮想通貨市場では、一方向の値動きに固執するよりも、状況に合わせてポジションを最適化することが、長期的な成果を得るための重要なポイントとなります。

長期化する下落局面に備えた投資戦略
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